30代未経験が正社員webプログラマーへ(デュアル職業訓練・就活・面接)

未経験プログラマー転職

30歳で未経験からプログラマーに転職した話

私は30歳で未経験からプログラマーに転職しました。

近年プログラマー人気が高まっていることもあり、
未経験からプログラマーの転職を志す人が増えています。

未経験でしかもアラサーで転職……というと色々な不安を抱えると思います。

プログラムは自分にできるのか……?
本当に転職できるのだろうか……?
未経験の私を雇ってくれる企業は存在するのか……?
どのくらいのスキルを持っていればいいのか……?
激務なんじゃないか……?

等、こういった悩みがつきません。
自分もそうでした。

この記事では、そういった人たちの転職活動の参考のために私の体験を記します。
私は職業訓練校のwebデザインコースを修了した後、プログラマーとして転職しました。

退職から職業訓練校に通うまで

退職してから訓練校に通い始めるまでのステップはおおよそこんな感じです。

  • ハローワークで職業訓練の相談をする
  • 失業保険を貰う手続きをする
  • 訓練校の見学に行く
  • ジョブカードを書く
  • 面接に行く
  • 職業訓練の入校説明会に行く
  • 入校

私は東京都の職業訓練校に通ったので、
ここで書くことは首都圏近辺に住んでいる人向けです。

ハローワークで職業訓練の相談をする

転職を決意したなら早めにハローワークに職業訓練の相談に行きましょう。
在職中でも相談に乗ってくれます。

相談員の方がどのような職業訓練があるか、職業訓練校に行くまでのステップを一通り説明をしてくれます。

webデザインとかプログラマーとかの職業訓練だと、民間の教育訓練機関に入校することになります。
開校時期と場所が限られているので、思い立ったらすぐに行動しましょう。
ハローワークを通じて、入校申込書を提出するのですが、締め切り日が入校前の二か月前だったりと、随分早いです。
平日にハローワークに行ける人はすぐ行くこと!
(ちなみに一部のハローワークは土日もやってます)

東京都の職業訓練校だったら、webでも調べられます。

失業保険を貰う手続きをする

離職票と雇用保険被保険社証を勤めていた会社から入手しましょう。
失業保険を貰うために必要です。

失業保険が貰える始める時期については、
会社の退職理由が会社都合か自己都合かで変わります。

自己都合だとしたら貰い始めるまで三か月待たないといけませんが、
職業訓練校に入校する人はこの限りではありません。入校した月から貰えます(その翌月だったかも)

更に、職業訓練校に通っている間は失業保険を貰うことができます。
例えば私の場合は通常付与期間が90日だったのですが、
職業訓練校に四か月通ったので、120日になりました。
このように人によっては得します。

失業保険を貰うまでの手続きは基本的にハローワークに行くだけで済みますが、
一度だけ雇用保険説明会に参加する必要があります。

訓練校の見学に行く

訓練校では入校希望者に対して施設見学会が実施されています。

行ける人は是非出席しましょう。
ちなみに自分は行ってないので(仕事で行けなかった)コメントすることはありません。
訓練校の見学に行ったからといって面接の合否に影響することもありません。

ジョブカードを書く

訓練校への申し込みをしたら、面接に行くまでにジョブカードというものを書きます。
ジョブカードは履歴書と職務経歴書が合わさったようなものです。

⇧の職業訓練の案内pdfで内容が見れます

このジョブカードをハローワークの職業訓練の相談員に添削してもらって仕上げていきます。

だけどね、このジョブカード使わないんだよな、これが。
とはいえ、真面目に書いた方が良いです。どうせ面接の時履歴書やら職務経歴書やらを書くことになるので。真面目に書かないとたぶん相談員の人に怒られます(自分は真面目に書いた)

面接に行く

電話予約した日に面接に行きます。
全員スーツでした。そりゃそうか。

面接の対策ですが、
とりあえず訓練校側の立場に立って対策を立てましょう。
訓練校の人は就職できそうな人を合格させます。

訓練校も委託ということでお金を貰って運営しているので、
就業者がいないのであれば、
「お前の学校はなんのために運営しているんだ」
という事になってしまいます。

なので面接時に、
どうしてwebデザイナーなりプログラマーになりたいかを明確にし、
就職する意欲を見せましょう。

一問一答みたいな感じでたいした事は聞かれませんが、

  • どうしてweb系の訓練に申しこんだのか
  • 欠席せずにちゃんと通えるか
  • 色々な世代の人と仲良くできるか
  • photoshopとかPCスキルに関しての質問

この辺はほぼ聞かれるかと思われます。
ちなみに自分はphotoshop使ったことあるか?と聞かれましたが、
「無いです」と答えましたが問題なかったです。
そもそもできない人のための訓練校なので、PCを日常的に使っている人だったら何の問題もないです。

欠席に関して聞かれる理由は、
授業がハイペースなので、休んだらついていけない恐れが高いということと、
出席率が80%に満たないと、修了資格が得られないということが関係していると思われます。

職業訓練の入校説明会に行く

面接後数日経って、郵送で結果が送られてきます。
合格した人は入校の手続きを兼ねた説明会に出席します。
これに欠席すると辞退扱いになります。

入校

おめでとうございます。
就職までがんばってください。

web系職業訓練校の内容

登校日は月~金で土日祝休み。
内容をおおまかに分類すると

  • 自己分析・面接練習等
  • セミナー
  • 授業・実習
  • 卒業制作

この四つに分けられます。
他にも、職場見学に行ったりもしました。

セミナーは、実際にwebデザインあるいはプログラマーとして働いている企業の人やらフリーランスの人やら訓練校のOB・OGの人が講演をします。
企業によっては、その場で面接希望者を募ったり、IT系で働いている人から話しを聞けるフォーラムに誘われたりします。
気になった企業があったなら、色々質問してみるといいでしょう。

授業は事前に買わされた教科書を使います(自腹)
PCでphotoshop等の制作ソフトを動かしつつ教科書のカリキュラム等をこなしていきます。内容は未経験向けなので、PCリテラシーが高い人にとっては退屈かもしれません。

一日のスケジュールは、学校の授業のように一日の数コマの授業があり、その間に休み時間とお昼休憩が挟まるという感じです。
拘束時間は9:00~16:00とかだろう。授業終了後自習ができた。

デュアルシステムについて

一か月web制作企業の現場で働きます。
やることは企業によって変わりますが、だいたい雑用です。
受け入れ先企業も未経験の素人だということはわかっているのでたいしたことはやらされません。

自分は既存のサイトの更新とか、写真の編集とかをひたすらやってました。
サイトのデザインもちょっとだけやったかな。
違う所に行った人に聞いたらバナー作ってたって人もいましたね。

人数は訓練校または企業によって変わると思いますが、いくつかの受け入れ先企業にそれぞれ1~4人ぐらいで行くことになるかと。
一人の所は優秀な人が回される気がする。
ちなみに事前に希望はとられますのでご安心を。

職業訓練校へ行ってみての感想

結論としては行ってよかったです。
そりゃ金貰いながら学べるし。得だらけです。

セミナーで現場の人の話を聞いたこと、デュアルシステムで実際に働いてみたことで知識も増えましたし、視野も広がりました。
また一通りカリキュラムをこなすことで、自分に向いていることが理解できました。

私はwebデザインのコースに入校しましたが、結局プログラマーとして就職しました。
訓練校に通う中でphotoshop等を使ってwebのデザインをするよりも、javascript等のスクリプトを書いている方が楽しいことがわかったからです。
明確に決まった結果が帰ってくるのが楽しい。
これが一番の収穫かなー、と思っている。
web系と言っても仕事は幅広いので、自分の向き不向きを見極めるのはとても大切です。

ただ、金を貰いながら通える分、雰囲気はぬるいです。
とりあえず失業保険をすぐもらうためだけに来ているような人も一定数います。
だから周りに流されるような人は危険です。
男女比は3:7くらいで、年齢層は20代~40代。アラサーが一番多い。10代もいた。
女性が多いのはwebデザインのコースだからだろう。

また一クラス30~40人と多く、必然的に人によってスキルに凄く差ができ、授業はスキルの低い人に合わせて進むこともありテンポが悪いです。

真剣に学んで確実にIT系に就職を決めたい、それで且つお金のある人は、リナックスアカデミーのような有料のスクールに行った方がいいかもしれません。
そちらの方が有料でやる分参加者の人の意識が段違いに高いので、スキルを高めることを重視するなら選択肢に入れましょう。

未経験者を募集中の小さな会社に応募する

ここからは就活編。

未経験者を募集している小さな会社を狙いましょう。
私自身小さな会社に絞って就職活動をした結果、二社目で決まりました。

一社目はハローワーク経由で応募したのですが、実は経験者を募集していたらしく断られました。未経験募集で考えれば実質一社ですね。

ホリエモンチャンネルNo.582。

この動画では、プリンターの開発をしている27歳男性が、未経験でもIT業界に転職できるのか?という質問を堀江氏にぶつけています。

これに対し、堀江氏は

「そんなに入社するの難しいかな……。社員数名の会社とか山ほどあって猫の手も借りたいみたいな会社、多いと思いますよ」

「ちっちゃい会社みんな入りたがらないんですよね」

「27歳男性だよ?別にちっちゃい会社でも良い訳じゃん?成長している5~10人の会社は猫の手も借りたい状態になっている」

「ちっちゃい会社なら絶対入れますよって話ですよね。iphoneアプリを二つリリースしているだけでも採用みたいな」

と、発言を抜粋してみましたが、要は小さな会社だったら余裕で入れますよ。と言っています。
私は転職活動をした際実際この通りになり、未経験募集の小さな会社を目指したらあっさり転職が決まりました。

なので企業をしっかり探せば、人にもよりますが難易度は高くないはずです。
とにかくネット、ハローワーク、あらゆるものを利用して、未経験募集企業を探してみましょう。

小さな企業は物事を決めるスピードが早いという面があります。
例えば面接官が大きな権限を持っている場合、その場で採用されたりします(自分もこのパターン)
結果を待つ必要がありません。

未経験者向けの面接の対策

未経験のプログラマーが面接に合格するための要素をまとめた。

面接で会話ができるか?

就職活動全般の面接においてそうなのですが、プログラマーの面接でも大切なことです。

面接は会話です。
面接担当者は応募者に様々な質問を投げかけた上で、円滑な意思疎通ができるか、人格面に問題がないかを測っています。

例えば、「志望動機はなんですか?」と聞かれたとする。

この時、面接対策本に書かれているような志望動機をまるで演説をするみたいにダラダラと喋ってしまような人は終わってる。

もう一度言いますが、面接は会話です。
普段、会話をする時のことを思い浮かべてみてばわかると思いますが、質問をされる度にいちいち長々と一方的に喋ったりすることなんてあまりないでしょう。

長く喋ることもありますが、短く答えて、相手がさらに突っ込んだ質問をし、それに答えあるいは意見を言い、相手がまた突っ込む……。これが普通の会話でしょう。

面接もこんな感じでいいんです。
聞かれたことだけに簡潔に、短く答える。
気になったことがあったり、面接官の言っていることがよくわからなったら、聞き返してもいい。
相手の発言が一区切りついたのを確認してから、断りをいれて質問をすればいいんです。

きちんと相手の顔を見ながら話しましょう。
相手の表情を伺いつつ、補足が必要だと思ったら足せばいい。
そういった事を臨機応変に出来る人のことコミュ力が高いという。

思うに、技術よりも人格面の方が大事です。
この事を後に自分を面接した面接官に聞いてみると、

「技術はいくらでも伸ばせるが、人格は簡単には変わらない」

というような事を言っていました。
全部が全部そうではないですが、未経験募集では人物重視の傾向が強いです。

求人中の企業には、求める人物像、みたいな項目があるはず。
その文からその企業がどういった人物像を求めているか考え、面接に反映させる。

第一印象は超重要

人の評価は第一印象に引っ張られる。
これは心理学の事実です。第一印象が悪いと、せっかく他はよくても台無しになります。

  • 清潔感がある(髪、眉毛、髭、服・靴の状態等)
  • 聞き取りやすい声で話す
  • 背筋を伸ばして、テキパキした動作を心がける
  • 太っている人は痩せる

これだけクリアしていれば、第一印象が悪いと取られることはそうはないだろう。

⇩即効で痩せたい人向け

自分で調べ考える癖があるか?

プログラマーに限らずweb技術者は仕事をする際、
なにか分からないことがある⇒ネット・本などで調べて解決策を考える
を延々と繰り返すことになります。

自分で調べて考える癖を持っている、これはプログラマーに必須の資質です。

  • ググれば分かるようなことをすぐ人に聞いてしまう。
  • 分からないことがあった場合、自分で仮説を立てる前に人に聞いてしまう。

上の二つに心当たりがある人はすぐにでその姿勢を改めること。
でないと、プログラマーとして働くのは厳しいです。

面接では、この自分で調べ解決策を考える力があることを示す必要があります。
経験者はともかく未経験募集においては、webサイト等の成果物を出すのは主にそれを示すためにあります。

現時点での技術は二の次。自分で調べて解決できる力を示すために成果物を見せる。

ポートフォリオは何を作ればいい

前項の通り、自分で調べ解決していける能力があるかを見ているので、自分の作りたいものを作ればいいです。

おすすめは

  • 職業訓練・スクールの卒業制作等で作った作成物
  • レンタルサーバーを借りてワードプレスでブログを作り、自分で改造してみる
  • 自分の生活に便利なものを作ってみる

この辺がおすすめ。
ブログに関しては公開するのは恥ずかしいと思うので、URLを明かす必要はないでしょう。経験を言うだけで十分です。自分で調べて作ったことがあるのなら、突っ込まれても答えられるはず。

自分の生活に役に立つものの例として自分はこんなものを作ってみました。

後は、PHP+mysqlで作った自分の趣味に関する簡単なサイトを成果物とした。

こういったものを全部自分で調べて作りました、と言えば
ああ、自分で調べて物事を解決できる能力を持っているんだな、と示すことができる。

志望動機について

プログラマーの志望動機なんてものは
「プログラムをしていると夢中になれるから」
とかで、ぶっちゃけ十分かとは思う。

だがさすがにこれだけだとオリジナリティが皆無なので、
これにプログラムを職業として選ぼうと思った自分なりのきっかけを足せば良い。

例:自分の場合

  • 喋ることが苦手だったので、コミュ力が鍛えられる職業にかつてついていた。
  • 自分なりに及第点に達したので、自分の関心のある仕事で手に職をつけたい。そこで浮上したのがweb系の仕事。
  • 職業訓練校でいくつかの作業をしてみた結果、プログラマーが自分に向いていると思った。

大切なのはストーリーです。
人はストーリーに惹かれる。
以前は○○だったが、△△な事をきっかけとして、□□と考えるようになった。
この流れを自分の志望動機に組み込みましょう。

応募先の企業のことを知っているか?

面接に臨む前に応募先の事業・サービスを調べられる範囲で徹底的に調べておくこと。
誰かと会話をする時のことを考えてみればわかりますが、相手が自分が前言った事を覚えていたりすると嬉しいですし、会話も盛り上がるはずです。

企業のことを調べていくうちに、貴方ならではの疑問点が必ず浮上してくるはず。
そういった興味・関心は態度に現れ、企業に入りたい熱意を強めます。

調べまくった人ならではの突っ込んだ質問には、面接官も熱意を感じとってくれて、良い結果に繋がります。

PCに長時間向き合うのは苦ではないか?

日ごろPCを使う習慣があるかどうか?ですね。
デスクワークですので、適正が無い人は大変です。
PCを前にずっと座っていてもストレスを感じない人は何も問題ない。

未経験者に資格は必要か

あってもいいけどなくても問題ない。この職種は資格よりも経験が重視されます。
資格の勉強をしている暇があったら、自分でサイトを作ってみるなりシステムを構築してみるなりした方がいい。

そもそも資格の勉強はクソつまらない。書物の内容を覚えるだけとかすぐ飽きる。
自分が調べた範囲でも資格はあまり重要視されていないようだったし、それよりもわからないことを調べながら、手を動かして作りたいものを作り上げていく方が数倍楽しいし、成長もする。

資格の勉強が楽しくてたまらない!
とりあえず作りたいものがないから資格をとっておきたい!
という人は基本情報技術者を取得するといいです。
テストは年二回。

資格は別に取る必要はないとは言ったが、情報系の技術者に必要な知識が広く浅く網羅されているので、持っていて損はなかったりする。
自分もこの二冊は持っていたりする。ネットで調べられるので無理に買う必要はないが。
試験も受けないし。

相手の立場になって考える

つまるところ、面接は
目の前のやつと一緒に働きたいか?を判断します。

あなたがなにか会社を作るとして、自分と一緒に働きたくない人はどういう人かを考えてみるといいです。

未経験なら技術レベルはそこまで重要な要素ではないので、会話ができない、不潔等の明らかなマイナス要素を排除してあげるだけで、合格率は飛躍的に高まります。

プログラマーの仕事上でも同じです。
自分の書いたコードを別の人がみる時のことを考える、等
誰かの立場になって考えることは、当たり前ですが極めて重要なことです。

未経験だと人物面が特に見られているので、常に相手の立場になって考える習慣のある人だったら、悪い結果にはならないはずです。
30前後なら全然大丈夫です。恐れることはないですよ。
とっとと行動しましょう。