フルーツダイエットは「食事量制限」無しで楽に一週間で5キロ痩せられる?

この記事は約13分で読めます。

生のフルーツを主食にするとアホみたいに体重が減る。

スポンサーリンク

はじめに

今更言うことでもないのですが、体重の管理とそれに関係する問題は人生の豊かさに直結する要素です。肥満は体にとって心にとっても数えきれない程の悪い影響があります。

肥満になると、運動能力の低下、ダサい、汗臭い、病気にかかりやすくなる、自己イメージの低下、人によっては仕事の能率が下がったり、対人関係が悪くなったりと、……多岐に渡る悪い影響が考えられます。

要するにデブは損する事が非常に多い。

メディア等を通じて様々ダイエット情報が氾濫している現代社会。連日テレビ等で特集が組まれ、これを食べろ、あれを食べろ、とよくもまあ思いつくよな、とある意味感心してしまいます。

そしてその結果を裏付けるダイエット実験を公表したり、その後医者だか栄養士だかが、いかにもな理屈を振りかざして正当化しているのを観る度に

「裏で大企業から相当貰ってるんだろーなー」とか
「また大手メディアに振り回される哀れな犠牲者が増えるのか……」と感じてしまいます。

本当に痩せたいなら、難しく考えることはありません。色々な食生活を体を張って試してきた自分としては、フルーツを主食として補助的に他の食べものをある程度摂取する方法が、健康を損なわず満腹感を満たしながら体重を落とせるとても効率の良い方法です。

フルーツを生で好き放題食べて痩せる

フルーツ

ここでいうフルーツとは、りんご、みかん、ぶどう、もも、バナナ、いちご、オレンジ、ナシ、……等まだまだたくさんありますが、
スーパー等の青果コーナーに売っている普通の果物のことです(フルーツと言うと少し語弊があるかもしれませんが、トマトやきゅうりも含めます)

繰り返しますが、フルーツのみを生でそのまま食べます。

厚生労働省が推薦するような、主食、主菜、副菜を食べ、間食にお菓子を……という感じでいわゆる普通の食事をしているような人が、一週間フルーツだけの食生活をしたら、太っている人ならまず間違いなく5kgは体重が落ちると思う。

何言っていんだこいつ

上の文章を読んだ人の99%は、

「ウソつけ」
「不健康な痩せ方なんだろ」
「つーかそもそもフルーツと野菜だけとか無理」
「たんぱく質はどうするんだ」
「肉を食べないとパワーが出ない」
「日本人なら米喰え」
「イワシだ!」←(当時ディスガイア4やってた)

等、色々な反論をしてくると思いますが、それが普通です。
かつて自分もそうだったので。

ですが、様々な食に対する思い込みを長い時間をかけて破壊しつつ、最終的にフルーツを中心に他の厳選した食べ物を摂取する生活になったことで、食べ物の好みなんてものは、幼少時からの刷り込みでしかないんだな……、ということに気が付きました。

ですので、これを読んだ人は条件反射でネガティブな感情を抱く前に、既存の栄養学を一旦脇に置いて試してみると良いです。

フルーツは人間の本来の主食?

本題に戻ります。
フルーツを好きなだけ食べ続けるとなぜ痩せるのか?
それはこれらが人間が本来食べるべき食べ物だからです。

おやつとかデザートとか一体誰が言い出したんでしょうか?(ちなみにフルーツをデザートで食べるべきではありません)

間違っても主食にするべきは米ではありません。
米は量産化と備蓄のしやすさ等…色々な利点があって我々は食べているにすぎません(穀物は人類の発展に多大に貢献してきたのも事実ですがそれは脇に置く)

そもそも、そのままの状態でおいしそうに感じられず、
熱も通さないと味がせず(そのおいしさもフルーツには遠く及ばない)
栄養的にも劣っていて、
塩気の多いおかずやふりかけ等とセットでなければおいしく食べられないようなものが人間の本来の主食な訳がないでしょう。

穀物は鳥の食べ物です。

フルーツは、消化吸収が容易であり、人間が必要とする栄養が豊富に詰まっています。この理屈を前提に話を進めます(なぜフルーツが主食なのかは別記事を最後に貼り付けておきます)

そもそも痩せるとはどういうことか

ここで『痩せる』とはどういうことかおさらいしておきます。

前提として痩せたいと願っている人の中で、まさか不健康になりながら痩せたいと思っている人はあまりいないでしょう。ここでいう『痩せる』とは何かしらの体の不調がない状態を維持しながら体重を減らすことを意味します。

さて、痩せるを言い換えると体重が落ちる。もっと噛み砕いて言うと体の重さが減る、とも言えます。つまり痩せるためには、我々の体を構成している何かしらの部分の重さを減らしてあければ良いという訳です。

では我々は健康に痩せるために体の何処の部分を削減すればいいのか?ここでは体の構成要素を簡単に五つに分けてみます。

  1. 水分
  2. 筋肉
  3. 脂肪
  4. 臓器

この五つのうち、どのような体型の人間であろうとカットしてはいけない部分が臓器と骨です。臓器が人間の体から無くなったら正常な生理機能が働かなくなり、生きていくことができません。

また骨密度が低下すると容易に骨折するようになってしまいます。年齢を重ねるに従って、骨密度は低下していく傾向があります。高齢者に骨粗鬆症が多いのも骨密度が低下していくからですね。

残り三つのうち、筋肉も重要な体の構成要素です。
ボディービルダーのような分厚い筋肉を持っている人は筋肉の重さを少しカットしても大丈夫かもしれませんが、筋肉質でない普通の人にとっては筋肉量は減らすべきではありません。

痩せるとは水分と脂肪を減らすこと

臓器、骨、筋肉は人間の体にとって大切な組織です。ほとんどの人にとっては当たり前かと思いますが、健康に痩せるためには、水分と脂肪を落とせば良いです。

水分は体の中のおよそ60%程度を占めており、筋肉臓器骨等の体組織を除いたら、残りは脂肪です。水は脂肪より密度が高いです。従って体重を減らすには、脂肪を減らすことより、水分を減らすことの方が遥かに効率がいいということになります。

「水分は体にとって必要なものなのに減らしてしまっていいの?」

ここで当然こういった疑問が湧くはずです。大丈夫です。なぜなら、ほとんどの現代人は誤った食生活によって、水分を体に貯めこまざるを得ない状況に陥っているからです。

水分を落とす

現代人は食物の処理に追われ水分をためこんでいる

食事中、あるいは食事が終わった後、喉が乾く経験はありませんか?

あるとすれば、どんな食べ物を食べた時に喉が激しく乾くでしょうか?

塩気の多いものや、アルコールを摂取した時なんか特に喉が乾くのではないでしょうか。

なぜ喉が乾くのか。
それは摂取した食物を中和するために体が水を求めるからです。

我々現代人が食べているものは体にとって負担の大きいものが大量に含まれています。

たいていの家庭にある、ありふれた二つの食材が、実は一般的に摂取されているものの中では最も毒性の高い物質である。
普通の食卓塩は非常に毒性が高く、かなり薄めても(海水と同じように)致命的である。船乗りは海水を飲めば脱水で死ぬことを知っている。
塩はかなり薄めなければ体が許容できない。
家庭にあるもう一つの致命的な毒物はアルコールであり、塩と似たような毒性を持っている。

引用元:The 80/10/10Diet 筆者要約。

これを読んで「塩分は人間にとって必要だ」と主張する人がいると思いますが、塩に関しての話は一旦置いておきます。

現代人は誤った食生活で毒性の高いものを摂取し続けているので、体は常にそれらの処理にわれ続け、よけいな水分を貯めこんでしまっているのです。

生のフルーツの食事に切り替えると急激に体重が減る

生のフルーツには最初から水分が含まれている上に、あらゆる食べ物の中で毒性も極めて少なく消化が早いので、フルーツのみを食べていると消化による体の負担が少なくなり、よけいな水分が体から出ていきます。更に喉もあまり乾かなくなります。

人々がローフード(ここでは生の果物と葉野菜の食生活のこと)を食べ始めた時の共通の体験談がいくつかあり、それは特に調理済みの食品から、ローフードだけの食事に切り替えた時のことである。
それらの人々が気付く劇的な変化は、急速かつ劇的に体重が減少することである、それは余計な水分が体から失われたからである。

引用元:The 80/10/10Diet 筆者要約。

フルーツのみの食事に切り替えると、本当に初期は凄まじい勢いで体重が減っていきます。

The 80/10/10Dietの著者の、グラハム博士は一週間で40ポンド(約18kg)に相当する減量に成功した人を見たことがあるそうな。

逆にフルーツのみを摂取している人が、いきなり毒性の高い食事をすると、体が突然大量の毒素を流し込まれたことに過剰反応するのか、すさまじく体重が増えます。

これは私の経験談なのですが、ある日ビュッフェに行って、食欲の赴くままに喰いまくったら、翌日に体重が2~3kg増加した、なんてこともありました。

ですが、元通りフルーツが大部分を占めるの食生活に戻したら、一週間経たずに体重は元に戻りました。

脂肪を落とす

次に脂肪です。
脂肪を落とすために、必要なこと。

それは余計なカロリーを摂取しないこと、食べ過ぎないこと。まあ当然ですよね。
ではここでなぜ我々は食べ過ぎてしまうのか考えてみましょう。

なぜ食べ過ぎてしまうのか

栄養素が足りないから食べ過ぎる

我々は食事をしてしばらくすると、お腹がすきますよね。

何故お腹がすくのでしょうか?

それは体がカロリー並びにビタミン・ミネラル等の栄養素を求めるからです。
この時適切な形でカロリー栄養素を摂取してあげれば空腹はおさまります。

逆に適切な栄養素を摂取しなければ、空腹感は収まりません。
必要な栄養素が足りないので、食べても食べても体は脳に空腹感をもたらす信号を送り続けます。

それを繰り返すことによって、栄養素が足りない一方で多量のカロリーを摂取し続けた結果、体脂肪として蓄積され肥満になってしまう訳です。

従って、必要な栄養素が含まれた食べ物を食べていれば、食べ過ぎは怒らず、太ることも起こりえないということになります。

現代人は栄養に欠けた物を常食しているので、食欲のままに食事をしているとまず肥満になります(ギャル曽根さんとかは別ですが)

腹八分なんていう言葉が生まれたのも、そもそも栄養素に欠けた食べ物を常食しているからこそ、生まれた言葉。

フルーツなら腹十分まで食べられる

で、ここで登場するのが、フルーツ。

フルーツは人間が必要とする栄養素を適切な配分で含んでいるために、食べ過ぎて太る、ということが起こりません。

好きなだけ満足するまで召し上がって下さい。まず太りません(フルーツを食後等に食べる等の誤った食べ方をしている場合は除く)太っている人は痩せて、ガリガリの人は適度な体重になります。

腹八分、という言葉がありますが、この言葉は米が主食であることを前提とした言葉です。
米やパン等は必要な栄養素が欠けている上、胃での消化吸収に時間がかかるので、満腹を感じるまでタイムラグがあり腹八分にしないと食べ過ぎになる可能性が高いです。

フルーツを主食にすれば腹八分なぞ守る必要はありません。というか腹十分まで食べて下さい。

そもそも腹十分にした結果太ってしまう食べ物なんぞ人間の食べ物としておかしいじゃないか?

フルーツを食べ続ければ体重はガンガン落ちる

ここでいったんまとめ。

大部分の食事をフルーツにすると

  • 毒素の中和のための水分を保持する必要がなくなり、体重が大幅に減る。
  • 必要な栄養が摂取できるので、食べ過ぎることがない。満足感も得られる。結果脂肪も蓄積することなく消費される。

繰り返しますが、切り替えてから初めの数日は好きなだけ食べているのに信じられない程体重が低下します。運動をする必要もありません。(長期的な健康維持にはある程度の運動は必要です)

実行しようとしても……障害が立ちふさがる

という訳で、フルーツを主食にすれば、太っている人はただ食べるだけで最小の努力で最大の結果が得られるのですが、それで、はいそうですかフルーツだけ食べられれば苦労はしない(繰り返しますが食後にフルーツではないです。フルーツが主で他の食物が従です)

その障害はいくつもある。

味が薄い

果物には、脳にズカンとくる市販のスイーツのような強烈な甘さはありません(少なくともその辺のスーパーで容易に手に入る果物には)ですので、それらのスイーツに慣れすぎていると最初は満足できないと思います。

また日常的に食べるものが調味料や添加物で味付けされているため、味の濃さになれきってしまっている人が多いと思います。

例を出すと、レタスをドレッシング等の調味料を一切つけず、他の食材とも混ぜずに食べれるでしょうか?

味が濃い食事に慣れている人は薄すぎて食べ続けるのも大変でしょう。確かに葉野菜は他の食べ物なしでそれだけ食べるとして特別おいしいと感じるのものではないので、味付けなしで食べつづけるのは相当難しいですが、それを抜きにしてもドレッシングかけまくる人がほとんどだと思います。

感情喰いとコンフォートフード

必要な栄養素を満たすために私達は食事をしますが、私達は必要に応じて願望を満たすために衝動的に食事をすることがあります。

その例として、感情喰いがあります。
感情喰いには二つあって、

  1. 嫌なことがあった時等、何らかの感情を抑制するために食べる。
  2. ある感情を呼び起こすために特定の食べ物を食べる。

この感情喰いで食べられる食べ物を『そのひとクチがブタのもと』で、コンフォートフードと呼ばれています。

  • コンフォートフード:食べるとホッとする、落ち着くといった、ある種の幸福感を与えてくれる食べ物のこと。幼少時の思い出等がルーツになっていることが多く、たいてい不健康な食べ物だったりする。

この感情喰いとコンフォートフードの組み合わせは最凶です。栄養素を満たす空腹とは別に、感情、願望を満たすため、コンフォートフードを求める食欲というものが人間には存在します。

これにどう折り合いをつけるかがダイエットの大きな課題だと言えるでしょう。わかっていてもやめられない。依存症に近いです。

周りの目

昼食とかでフルーツばかり食べてたりすると、奇異の目で見られることが多いです。理由を聞かれても適当に流しましょう。楽だから、とか果物好きだから、とか単純な答えで良い。

思い込み

普通に育ってきた人はこれを食べなければいけない、あれを食べなけばいけない、と幼少時から長年に渡って家族、メディア、学校等から刷り込みを受けていますので、この洗脳を解くのは生半可じゃありません。

フルーツを食事の中心にすると良いことを無意識で理解するのは、長い時間にわたる意識改革と実践が必要だと思います。

まとめ

一週間で最も効率的に痩せる食べ物は、フルーツである。
無駄なカロリーを摂取することがなく、満腹感も満たせる。
特に体の水分量が減少し、初期は急激に体重が落ちる。

筆者について

勘違いされては困りますが、別に筆者は菜食主義者でも、宗教に入っている訳でも、動物愛護の人でもありません。

フルーツを食生活の中心に添えている一般人です。
なぜフルーツを中心とした食生活を中心にしているか、

それは一言で言えば楽だからです。

食器もいらない、食事の用意がいらない、献立を考える必要がない、余計なゴミが出ない、カロリーを気にせず好きなだけ食べられる、若くスリムでいられる、病気?何それおいしいの?
この食生活をすることで莫大なメリットがあることに気付いたからです。

……ちなみに自分はフルーツだけを食べて暮らしている訳ではありません。フルーツのみ食べて生きるのは難しいと思っていますし、他のものも食べたいので、フルーツ(大半はバナナ)の他にも、カボチャやほうれん草など自分が好きな野菜、サツマイモ、牛肉豚肉羊肉、ヨーグルト、クルミ等…そのままで、あるいは蒸す、煮る等の簡単な調理でおいしい物を色々食べています。また離れて暮らしている家族と食事をする時や、食事会の時は普通の加熱料理も食べています。

日本はグルメ大国であり、飯がうまいと評判です。料理は人間が築き上げてきたれっきとした文化であり、この文化に完全に目を背けてしまうのは仙人等の世捨て人のようで、人間らしくない。

なら娯楽として最低限楽しめばいいんじゃないか?いつも体験してたら娯楽も毒になる。たまに楽しむからこそ娯楽は楽しいんじゃないか。

……とまあ、筆者は色々考えた挙句、現在は外食を単なる娯楽として捉えています。外食では基本的に喰ったことないものを喰うスタイル。

簡単にできてかつ人生のクオリティが上がる方法としてリターンが多いのは『よく寝ること』だと思っていますが、食生活も相当な物だと思っています。食生活を変えると、体型も変わり健康状態も変わり普段も快活な気分になれます。

人間の主食は炭水化物(糖質)※ただしフルーツから多めにとること。
人間の主食がフルーツであることを、本能と生物学の観点から探っていく。
タイトルとURLをコピーしました