アマガミちょっとおまけ劇場EX1~EX6の感想。
桜井梨穂子
末永く爆発しろ。
橘さんともはや熟年夫婦のような空気を出しつつ、それでいて正式に恋人になったばかりでお互いのことを意識している、幼馴染から恋人になったカップルにありがちな関係が微笑ましかったです。
ニヤニヤしっぱなし。
やっぱ幼馴染属性っていいな。
以心伝心っぷりがたまらない。
そんな訳で、橘さんが怪我して自宅で療養中の中、橘家の洗濯物をいれたり、夕飯の用意といった家事をごく自然に行っています。
橘さんを見舞いに来てその様子を目の当たりした絢辻、薫の呆れたような反応がよかった。
「まるでメイド」そのとおりだよ。
夫婦とは言わないのは恥ずかしいからだろうか。
体が不自由だからか変態橘さんが発動することもなかったですね。
おまけで変態イベントを持ち込むこともないか……。
絢辻さんは黒いオーラをまき散らしすぎ。
もう何を喋っても黒く聞こえる。
家のチャイムが鳴った時に、橘さんが動けないので梨穂子が代わりに応対しますが、この時橘さんが毎回、
「セールスには気をつけろよ!」
みたいなことを言うのですが、何かセールスに凄くいやな思い出でもあったんですかね。
梨穂子のハンバーグは53万ウマイです。
梅原の実家の寿司屋の手伝いが時給300円らしい。
実家のバイトならそんなもんだよなぁ……。
というかしっかり登場できてよかったなウメちゃん(電話だが)
ただ一つの不満点として、香苗さんがまったく出てこないこと。
梨穂子の親友なのになぁ……おかしい。
美也は途中で退場したけどさらっと美味しい所を持っていきましたな。
総括として改めて「梨穂子はかわいいなぁ!!!」ってことを再認識した。
棚町薫
美也「もじゃ子先輩の武勇伝は色々聞いてますよ!」
薫「もじゃ!?」
中の人も「もじゃ子」と呼んでいるらしい。それでいいのか。
酔っ払った客にキレるという武勇伝がまた追加されたね!もじゃ子先輩!
普段は橘さんと軽快なやりとりをしていますが、いざとなると恋人としての距離感が分からずしどろもどろな反応をする薫はとても可愛く見応えがありますね。
校内でアンケートを受けてくれる人を探すイベントでは、選択肢によって色々な人が登場しますが、その人物の新たな一面がわかって面白かった。
絢辻さんはナチュラルで黒いオーラを放出するのがもう定着しているのか。
職場を外から眺めた時に、お子様ランチで幸せそうな家族を見たことによってお金を稼ぐ手段でしかなかったファミレスのバイトに意義を見出した薫は素晴らしい。
この出来事がきっかけになって橘さんと将来設計までしてしまう始末。
上のCG見たく一歩全身してみたりこの出来事でよほど吹っ切れたと見える。
ちなみに、アンケート提出の際の
「薫を待つか?」
で先に帰ってしまう選択肢を選ぶと、
「純一といつも一緒よー!」と爽快な終わり方をしていますが、これはバッドエンドな気がしています。
傍から見ると仲がよさそうですが、薫の内面に踏み込めていないことがアウトな気がします。
最初に帰る方の選択肢を選んでこのイベントを見た時は、これはこれでよくね?とか思いましたが家族団欒云々で、それはとんでもない誤りだったと思い知らされたぜ……。
中多紗江
ベストよりバッド?の方が面白かった。
世間知らずの箱入り娘が家出する、という最初の掴みはよかったんですけど、その後は普通というか……。
ミキモトが案外いいキャラしていたのと、
橘さんが生活の知恵を披露する
↓
「先輩すごいです……。」
のループっていう印象しかないですわ。
なんつーかもっと押しが強くなったりと変化があったらよかったんですが。
アニメだと別人のようなのにね。
そして展開早い。
ポンプ小屋に泊まってからあれから一年……。
とか親父に許可されていないのに、むやみやたらと時間飛ばしていいんか?
あと、なんで苗字呼びなのか。
ぬくぬくまーじゃんの遊園地の方はすごく面白かったんだが。
一方で、橘さんの妄想の中年(美也)はよかった。
家出したものの、これからどうしよう?
みたいな選択肢の中で、
- 絢辻さん~
- うちに連れて行く
- ポンプ小屋
の三択があるのですが、このうち絢辻さん~を選ぶとバッドエンドっぽくなりますが冒頭にも書いたようにこっちの方が面白かったね。
絢辻さん~の選択肢について
そりゃ絢辻さんも呆れるわ。
表向きは穏やか?でも、内心では滅茶苦茶ツッコミを入れていたことだろう。
んで、絢辻家の内情を考えれば、こうなるだろーなって感じでした。
この出来事で引込み思案が加速しそうですな。
うちに~の選択肢について
ここでちょっと質問です。
妹と恋人が一緒にお風呂に入っているようです。貴方ならどうしますか?
以下が橘さんによる模範解答です。
「なんとか僕も入れないものか……。考えろ!考えるんだ純一!」
……(;´∀`)
いや、別にこれに始まったことではなく本編からこういう感じなのですが改めて橘さんの突飛な思考に感心したというか。
高橋先生
まさかバッドエンド要因の先生まで攻略してしまう展開に持っていくとは。
中盤で先生の気持ちは冗談ではないと伝えた時に、先生に恋について諭された時はこれで終わりか?
と思ったものでしたが、まさか最後まで行ってしまうとは……。
今回は本編ではあくまで脇役でしかなかった先生の心情と過去の出来事がかなり掘り下げられていてよかった。
先生視点の場面も多かったので、主役はもちろん橘さんなのですが、先生が主役と言っても差し支えなかったですね。
占いで活躍した田中さんや、橘さんに発破をかけたりデレたりする薫といったり、登場した他の面々も活躍していて見応えありました。
梅原のホモネタもあったしな!
ってか先生って29だったんですね。もっと若いかと思った。
それにしても、
おでん屋の背景描写、どうにかならんかったんか。
後、欲張りを言うと卒業アルバムの先生の写真や、ミスサンタの写真の絵が欲しかった。
美也
明るく終わってよかった。兄妹愛万歳!
橘さんの合格発表後のパーティーで引っ越し先を打ち明けた後、美也の機嫌が悪くなって「おっ?」ち少し思ったもんですが、明るい未来への展望を感じさせるいい話でした。
だけど。
橘さんの大学への志望理由が明確でないことが不満。
あまりにも唐突で、引っ越し先が
「まず空港へ行って、飛行機で三時間くらい・・・。」
「そこからフェリーで二時間だったかな?」
とか言われた時には、美也と一緒に
( ゚д゚)ポカーン
となってました。
プレイヤーを驚かせるとか、美也に感情移入させるのが狙いなのかもしれませんが、主人公はどっちだよ。
そのパーティーの喧嘩からしばらくたった後の美也の成長ぶり?がよかった。
橘さんが美也に向かって
「・・・成長したんだな、本当に」
と言った時、心底同感した。
美也は大学合格のプレゼントのためにアルバイトをしていた、との事ですが、これも橘さんに黙ってやっていたみたいなので、それが後ろめたかったという事もあったかもしれませんね。
また今回、通常のアマガミ本編から月日が経っている話という事で、橘さん高三、美也高二といういつもと違う状況でしたが、これも新鮮でしたね。
それにしても、
美也の服装はいつもボーイッシュですよね。
なので、この女の子っぽい服装にグッとくる。
関係ないが誤字見つけた。
ところで兄妹のいけない関係ENDを想像したヤツは正直に手を挙げなさい。
森島はるか
ん?いつから伊藤香苗編になったんだ?
……と思えるくらい香苗さんのインパクトが強かったシナリオでした。
私がもともと香苗さんスキーという事もありますが。
ある人(ウメだと思われる)に想いを伝えるために、ミスサンタコンテストに出るという話を聞いて興奮した。
でも。
田中さんにしろ、香苗さんにしろ、キャラクターを掘り下げて動かしたのに二人に関するエピソードは無しの上結果的に終盤の橘さんを覚醒させるダシで終わってしまったのは残念ですな。結構消化不良です。
あくまで森島はるか編なんですが。
シナリオ中のギャグは面白かったものの、ラブリーとイチャラブイベントはいまひとつでしたね。
嫉妬とか本音を言うところは非常に良かったですけどね。
本編でやりすぎたから、丁度釣り合いがとれているのかもしれませんが。
投げキッスの立ち絵はGJ。
七咲逢
これぞ健全?なアマガミ!
- しょっぱなから最後までイチャイチャして見せつける。
- 橘さんはエロいことしか考えてない。
- お腹の上+ふとももに挟まれながら子守唄の大サービス。
- 七咲が姉になった謎の夢+七咲のまんま肉まn(ry
どうして七咲編だけこのような惨状?になっているんだ。
七咲好きだから満足だけども。
そして変態紳士二号の郁夫も登場。
店のパソコンにエロゲをインストールとか……。
小学二年生でそんな事をしていたらそのうち警察のお世話になるぞ。
周りの人間に認められなければ天才ではなくてただの変人なのですよ。
悲しいことに。
パソコンの師匠の香苗さんは犯罪者予備軍を生み出してしまったのかもしれない。
香苗さんといえば、EX3の森島はるか編をプレイしていれば、本編とは大分違った雰囲気の意味がわかるようになっていますね。
例のお腹枕シーンもこれでもかって程の力にいれっぷり。
長いし、描写もいちいち官能的なんだよ。
例:「適度に引き締まった腹筋の絶妙な硬さで頭を支えてくれて、後頭部に当たるセーターの毛がチクチクとくすぐったい」
しかも一枚絵が滅茶苦茶でかい。
それにしても……、
橘さんと郁夫の変態に囲まれて七咲も何かに目覚めるかもしれませんね。
塚原響
アホでいい。
塚原先輩のデレ。
小児科医を目指しているが、子供とうまく接することができない悩み。
上の画像以外にも、プールの一枚絵があったり、先輩が妹や姉になったり。
七咲編に続いてまたしても謎の夢とか、もう意味わからん。
まぁ面白かったけどな!
主に橘さんの発想にまたしても笑わしてもらった。
子供たちに抱きつかれた時どうしよう?
⇩
「そうか!僕が抱きつくことで先輩が慣れてくれればいいんだ!」
それにしてもアレだ。
一見悩みがなさそうな人の悩みを知るってのはいいな。
ラストは残念ながらぼかされる。
高橋先生という前例があるから、また最後にやってくれるんじゃないかと少し期待したんですが。
でも、最後のシーンの橘さんを見かけた反応を見れば、……まあただ事では終わらんでしょう。
卒業生達心理描写もくるもんがあったし、彼女も例外ではないでしょう。
それにしてもひびきちゃんはいままで色恋沙汰はあったのだろうか。
絢辻詞
え、終わり?
メインヒロインなのに短くね?
内容も薄く感じたんだが。
これはヒドイ。
ロリ絢辻とかお風呂のシーンなどはあったが、淡々と始まって、淡々と終わったというか。
絢辻家でトランクスが見つかった時の言い訳はそう来たか、と思って面白かったですが。
大富豪で場に出てるカードの枚数が途中から変えられるルールとか初めて知ったぞ。
ちなみに自分は「大貧民」という名前の方が親しみがあったりする。
6人サンタクロース
隠しシナリオ。
アマガミちょっとおまけ劇場EX1~EX5を全てプレイすることが開放条件らしい。
内容はというと、ヒロインのわいせつ自慢大会でした。
「押入れに一緒に入った!」とか
「服まくられたヘソにキスされた!」とか
「四つん這いになって膝の裏なめられた!」とか
何の自慢をしているんですか。あんたら。
他にも、ヒロインの橘さんへのプレゼントの選び方のセンスや、個性溢れるサンタコスプレといい、爆笑必至。
押入れに入っているとはいえ、橘さんがいつまでもサンタの正体に気が付かなかったり、ほとんどのヒロインは他のサンタの正体を見破りつつも、暗黙の了解で黙っていたり(時々素がでているが)押入れが四次元だったり、実が美也とふかふかが隣にいたのに連中に全然気づいてきなかったり、その前に警察に通報しろよ、とかツッコミどころしかない。
このアホさの前にはもうどうでもいいですが。
橘さんも今にも存在が掻き消えそうになっているクリスマスイブを過ごしていたのに、実はモテモテでした。
ところで、最後のプレゼントの「誰も知らない女の子」って例のアレ……だよなぁ。
消去法で考えて。
僕は漫画家
何だこのオチ。
確かに定番、王道というのはいいものだ。
だが、夢オチで目覚めてそのまま終わりとか、投げやりすぎる。
橘さんが描く漫画の内容とか何か元ネタがあったりするんですかね?
てっきり後の伏線なのかと思って読み進めてました。
「現実では体験できない事を漫画で伝える」
という台詞が妙に印象に残った。
そして上崎。
ストーカーっぷりは変わらないですね。
上崎と美也の喧嘩の所は本編を思い出しましたよ。
ここまで激しくはないけども。
つーかまともな上崎シナリオと思わせておいて、事前説明なし謎シナリオなので、スト子目当てにこれ単品だけダウンロードした人は悲惨ですね。
真の上崎シナリオはEX1~EX6全てプレイしなければいけないそうで。
注意書きとか書いといてくれよ……。
(真)上崎裡沙
イイハナシダナー。
いや、ふざけているんじゃなくて。
純粋にそう思いました。
このシナリオはEX5のサンタの話の続編、というか裏側になりますが、
おいしい所を全てもっていっちゃいましたね。
まるで真ヒロインのようではないか。
このシナリオだけは、基本的に裡沙視点で進むので、どうしても感情移入しがちですな。
スト子好きにはたまらないであろう。
またこのシナリオを読み進めることで、おまけ劇場の全てのシナリオでも、序盤に教えてもらった占いの内容から、橘さんと他のヒロインがイチャイチャしているのを悲しい気持ちで見ていたことがわかります(表し方は強引だが)
なので、こういった形で橘さんと結ばれる未来が見えそうな結末だと、とても嬉しくなる、というか応援したくなりますねぇ。
でも。
せっかくの上崎編なのだから、無理にサンタ話に絡めなくてもよかったっちゃうん?
とか思ったり。独立したお話の方がよかったですね。
漫画家の話?何だそれは。
サンタの話自体がギャグ話で、その世界観の中にシリアスな上崎編を作ってしまったら、彼女の存在意義がすごく薄っぺらいものになってしまうような。
通常のアマガミの中で橘さんと結ばれて欲しかった。
でも、一枚絵の出来が素晴らしいので許す。
どうだ。すげーいい表情だろ。
あくまでもサンタを信じる橘さんの純粋さにも泣いた。